札幌の冬と言えばやはり「さっぽろ雪まつり」。1950年からはじまり、今年で74回目を数えます。私も子供の頃は両親に毎年のように連れて行ってもらった記憶があるのですが、成人してからは行く回数が極端に減った気がします。恐らく多くの札幌市民も同様で、来場者の多くは観光でいらした国内外の方々かと思いますが、札幌の冬を楽しんでいただいている様子を見るとやはり地元民としては嬉しいもの。求められてもいないのにちょっとだけ雪像の解説をしたり、道案内したり、片言英語で国際交流したりとそれなりに楽しんでいます。今年は雪まつりの時期に合わせて札幌国際芸術祭(SIAF)も初めて冬季に開催して大成功(しているように見える)。雪まつりは先週終了しましたが、SIAFは2月末頃まで開催中なので、連休中にいろいろと巡ってきました。どの会場も結構な混み具合。人口約200万人の都市でこんなに雪が降る街は世界中探しても札幌だけ。日本でも数えきれないほどに芸術祭が増えたけれど、雪の中での芸術祭って、どこでもできるわけではない。雪が降っても傘をささなくて済むドライスノーを持つ札幌だからできることかもしれません。今後SIAFが雪まつりと肩を並べる冬の祭典になってくれると嬉しいですね。
写真は雪まつり大通2丁目会場に展示されていたエネスによる作品<エアシップ・オーケストラ>。